メンタル

自由への逃走

はじめまして。moiです。
早稲田大学卒業後、大手IT企業で約4年半働くも
自由を求めてニートとなり、約2週間たちました。

今回は自己紹介も兼ねて、
なぜそんなことになったのか・これからどう過ごしていくのか、
このブログ「自由への逃走」のタイトル回収を1記事目として綴っていこうと思います。

これまでの経歴

1994年生まれ、
真面目で勉強好きなのが幸いして早稲田大学に入学するも
とにかくお金がなく、友達付き合いも面倒だったので
サークルにも入らずバイトざんまい。

大学2年〜卒業までベンチャーのインテリアショップで働く。
そこでの仕事があまりにも楽しくて、そのまま就職するか悩んだものの
「親を心配させたくない」「みんなと違う選択はリスキー」
などと自分を説得させて大手IT企業の内定を受ける。

最初の2年半は営業として神戸に飛ばされ、
生活力のなさ・真面目ちゃんで頑張りすぎ(空回り)・家族も友達も離れる孤独
などなど積み重なって無事うつ状態となる。

限界を迎え辞めようとしたちょうどその時に東京の希望部署への異動が決まり、
そこからの2年間は企画、運用、マーケティング、データ分析などなど
楽しいなと思える仕事を平和にこなしていました。

正社員からニートになった理由

そんな平和で安定した仕事をなぜ辞めたのか?

もちろん飽きたのもあったと思いますが、
大きなキッカケとなったのはこの3つかなと思ってます。

 ①人事評価への不満
 ②価値観の変化
 ③東京オリンピック開会式に自分の仕事を重ねてしまった

①人事評価への不満

次は上がる」「このままでやり続けててくれればいいから
評価面談の度にもう聞き飽きた上司からの言葉。
頑張っても報われない、上司のそのまた上の人達の印象論で決まっていく評価。
自己犠牲でとったリーダーシップでボロボロになって、ようやっと1つ上がる評価。

どんな会社でもそんなもん
そう言われてもう納得するよりも逆に、
「そんならこれまで会社に尽くしてきた時間とエネルギーって…?
これがやりがい搾取か…!
と4年半目にして気付き、なんかもう頑張ってあげられないなあと思ったのでした。

②価値観の変化

仕事を大事にしていたのは、
・お金を稼ぐ
・自分のやりたいことをやっていく
この2つのため。順番に話します。

・お金を稼ぐ
ちょうど奨学金を前倒しで完済して荷が下りたのと、
お金について勉強していたら日本には保険や保障の制度がちゃんとあること、
それを上手に使えばそうそう野垂れ死ぬようなことはないと知ったことで

別に子供が欲しかったり贅沢がしたいわけでもない私のような人間は
もしかしてお金の不安で仕事にしがみつくことないのでは?と思い始めました。

・自分のやりたいことをやっていく
今まで自分のやりたいことは?と聞かれたら
「その時その時で興味をもったことを学び続けること」と答えていました。
それを仕事に当てはめて、ある時はデータ分析、ある時はマネジメント、と
色んなことを学ぶことでまあまあ満足していました。

ただ改めて、お金稼げる/稼げない・仕事になる/ならないの軸なしで考えた時
自分のやりたいことって純粋に
「本読んで絵描いて楽器の練習したり、散歩したり好きなことについて語り尽くす」
みたいなことだったんです。
だから一回、それを満足するまでやってみる時間が欲しいなと思いました。

価値観変わってきてからは、
「ああもうこれ前のようには考えられないし後戻りできないな…」
と思い気づいたら上司に勢いで「辞めます」と口走っていました。

③東京オリンピック開会式に自分の仕事を重ねてしまった

自分が開会式見終えた後に呟いた悲しいツイート。(笑)

開会式の悲しさは、自分の仕事をおじさん達にぐちゃぐちゃにされる現象が日本っていう単位で常態化してて国を見放す以外どこにも救いがないことに気付いてしまったことにある、胸が痛い

せっかくの自分の渾身の企画が
データもろくに見てなければ、背景も目的も大して理解できてないおじさん達の
意見を取り入れなきゃいけないおかげでどんどん分けわからなくされてく現象が
続きすぎて疲れてたんですね。

もちろん私の力不足も大きいですが、
これは日本組織の構造の問題で、他の会社に行ってもそこが日本である限り
同じことが起こるんだろうなという諦めにつながりました。

これからどう過ごしていくの?

さて。
先ほど私のやりたかったことは
本読んで絵描いて楽器の練習したり、散歩したり好きなことについて語り尽くす
と書きました。

来年の1月くらいまでは、
まずは上に書いてあるようなことを思いっきりやっていきたいと思います。
そこからもし生計を立てていけるようなものが出てきたらそれをさらにやっていくし、
なければバイトでも正社員でも、営業でも企画屋でも、1月ごろにまた考えます。

これまでの人生は、
親を悲しませないように」「優秀であるように」「頑張り続けるように
そんなある種の呪いに追いかけられながら焦って毎日を過ごしてきました。

理想は羊の放牧が眺められるコテージでお花に囲まれてそんな暮らしをしたいですが、
流石にそうはいかないので近場の川沿いをお散歩しながら
そんな呪いを洗い流していきたいと思います。

「自由への逃走」タイトル回収

お気付きの方も多いかとは思いますが元ネタは
『自由からの逃走』(著)エーリッヒ・フロム
です。

自由からの逃走 | エーリッヒ・フロム
*Amazonのページに飛びます

近代人は、職業や身分の自由を得た代償に
それぞれが自分は何か・何をどうするのか?
無限の選択肢の中で考えるときに付きまとう不安や無力感を負いました。

そしてそんな時、人はどちらかの行動をとると。
自由からの逃走(権威に服従する、みんなと同じ自動人形になる)
積極的な自由(可能性や自主性を信じる、芸術家や子供などに見られる)

私もこれまで大学や会社、親という「権威」に服従して
「自由からの逃走」をしていました。

これからは、そんな状態からは逃げ出して、
積極的な自由 - 自分で考えて選び取った選択肢を信じて
自由への逃走」をしてやろうというタイトルです。

このブログでは、その進捗報告やこれまで考えたこと、読んだ本の感想など
雑記していければなと思っています。

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