ゲーミングPCではなく、普通のノートPCで配信をするには
色々と工夫が必要で難しいですよね。
以下、私の5年前に購入したMacBookProで
何とか綺麗に配信できるようになった際、調整した項目を紹介します。
基本的にMacの方法を説明していますが、Windowsでもほとんど同じです。
検索して出てくる対処法は一通り試したけど
どうしても映像がカクついて、スペックの問題か…
と諦めかけている方が1人でも救われますように。
基本スペックなど
やろうとしてたこと
Switch版Minecraftを、
遠隔の友達と2人ともワイプで顔出ししながらTwitchライブ配信
・MacBook Pro (2014年)
・macOS Mojave
・バージョン 10.14.6(18G7016)
・プロセッサ 2.6 Ghz Intel Core i5
・メモリ 8GB 1600 MHz DDR3
使用ソフトなど
・OBS(配信画面の作成)
・Game Capture HD(キャプボの専用アプリ)
・LadioCast(ミキサー)
・SoundFlower(仮想オーディオデバイス)
・Twitch(配信先)
・OBS ninja(友達のカメラ映像と音声拾う)
使用機材
・マイク:Blue Microphones Yeti Nano USB コンデンサー マイク
・キャプチャボード:Elgato ゲームキャプチャー HD60 S+
・カメラ:WEBカメラ eMeet C960
・三脚:自撮り棒 ミニ 三脚卓上
・USBハブ:エレコム USB3.0 ハブ 3ポート
確認項目
映像がカクつくということは、
映像に対して処理が間に合っていないということなので
画質の設定を下げたり、無駄なタスクを終了させることで
なんとか処理できる設定にもっていってあげるイメージです。
OBSの設定
まず画面右下から設定画面を開きます。
1.配信時に自動的に録画はOFF
TwitchやYoutubeで配信後、アーカイブをダウンロードすれば十分です。
2.エンコーダの設定をハードウェアに
「アップル VT H264 ハードウェアエンコーダ」にしてください。
3.映像出力解像度をさげる
私の場合、1280x720がギリギリ画質と処理のバランスが取れる解像度でした。
4.映像出力縮小フィルタをバイリニアに
「スケーリングするとぼやける」とありますが、スペックが足りないのでおとなしくバイリニアにします。
5.FPS共通値を30に
マイクラやどうぶつの森、ポケモン等
あまり激しく精密な動きのないゲームなら30で問題ないです。
設定画面を閉じ、その他の設定をしていきます。
5.ソースごとに右クリックして、スケールフィルタをバイリニアに
6.ソースごとに右クリックして、プロパティ→サイズを小さく
ゲーム画面は640x480、カメラ映像は320x240にしています。
7.必要のないソースは削除
私の場合、
①友達のカメラ映像・音声(ブラウザ)
②自分のカメラ映像(映像キャプチャデバイス)
③自分のゲーム画面(映像キャプチャデバイス)
のみ使うので、それだけ置いています。
Switchの設定
テレビ出力解像度を720pに
いくらOBSでの出力を下げても、そもそもの入力データが重ければ処理は大変。
取り込む前の設定も下げてあげます。
Game Capture HDの設定
画質設定を標準に設定
Elgatoのキャプチャボードの専用アプリです、
デフォルト設定は画質がちょっと高くなっているので一番下に下げます。
Switchと同様、OBSに取り込む前に画質を落としてあげます。
余計なバックグラウンドタスクの終了
アクティビティモニタを確認し、使っていないのに
CPUを食ってるタスクがあれば終了させるか、
必要のないものはアンインストールしてしまいましょう。
アクティビティモニタは、
Launchpad>その他
に入っているはずです。
CPUの使用率を降順に並べて、不要なのにCPUを食っているタスクを見つけてください。
私の場合は数年前に使っていたAdobe Creative Cloudが
全然使っていないのに動きまくっていたので、
思い切って一通りアンインストールしたらかなり軽くなりました。
重たいアプリを避ける
どうしてもOBSが重たくなりますがこれは避けられないので…
それ以外に必要な機能はなるべく軽いものに変更しました。
具体的には、友達の音声&カメラ映像を
Discord(アプリ) → OBS ninja(ブラウザ)
に変更、配信環境を
Twitch studio(アプリ) → OBSでTwitch連携することでTwitchは開かない
と変更することでだいぶ軽くなりました。
OBSのTwitch連携は、OBSの設定画面で簡単にできます。
配信情報の更新やチャットも、連携後
ドックを表示することで確認・操作可能です。
私からお伝えできる確認事項は以上です。
他にも、Macで配信をやろうとすると
そもそも音がちゃんと取り込めない!とか
デバイスを認識しない!とか色んなトラブルがあると思います。
それでも、諦めないでここまで頑張って最後の仕上げ、
映像を滑らかにするところまでたどり着いたみなさん。
本当に本当にえらいです!おつかれさまでした。
そんなみなさまのお力に、少しでもなれたら嬉しいです。
それでは、楽しい配信ライフを!
Nintendo Switch Joy-Con(L) ネオンブルー/(R) ネオンレッド 価格:32,978円 |
価格:3,564円 |